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秋道

 投稿者:くれ  投稿日:2012年 7月 5日(木)18時36分30秒
返信・引用
  秋道

通せんぼした手を
するりとすり抜けていく
木枯らしの前兆なのだろうが
終わりに近い
ススキの群れの中から咳がして
坂道を背負った辺りで
水筒の水が小さく揺れている

落ち葉道に
少し濁った空を混ぜ合わせながら
その風景を飲み込むと
どんぐりが一つ落ちてきて
折れ曲がった時間の腰に痛みが走る
重さと深さが重なるとしたら
この辺りからなのだろう

ちぎれた雲は落下傘のようだ
熟した木の実を
地中深くに隠そうとしながら
振り返ると
幼子の心が立ち止まっている
季節の転換点があるとすれば
その先なのかも知れない
 

http://8209.shinokuukann/57500/bbs

 
 

梅雨?

 投稿者:くれ  投稿日:2012年 7月 5日(木)07時17分47秒
返信・引用
   これが梅雨?
猛暑が続いている。寝不足気味の顔がはれぼったい。
夜に少しお湿りがあって
花々は生き生きとしている。
 それでも毎年何かが変化しているような気がしてならない。
仮設住宅の中で過ごす方々の夏。
 健康が守られますように。
今週の土曜日は仮設住宅地に訪問して、小さな奉仕をさせて
いただく。
 

老人

 投稿者:くれ  投稿日:2012年 7月 5日(木)06時37分52秒
返信・引用
  老人

背中が丸くなりましたね
と 妻
膝の痛みは抑えられても
老人の風景とは
繕う綻びで出来ている
特別な日などはないから
誕生日は輪切りにして
一月単位にした
風と何を話しているのですか
そんな疑問が
自分自身に跳ね返ってきて
私は言葉を探している
 

 投稿者:くれ  投稿日:2012年 7月 4日(水)18時30分11秒
返信・引用
 

これは
昔々のお話

雲に乗れば
遠くまで
運んでくれると信じていた

遠くとは
まだ抽象的だった頃の
笑い話なのだが

数人の友人が
知らせも無く遠くに行ってしまった
同級会でのこと

さすがに雲に乗ってとは言えなかった
一瞬酒席が悲しく濁った

窮屈な時代を抜け出して
雲に乗って
遠くへ旅に出る

そんな夢のようなことが
まわりで起こり始めているのだ

これは
昔々のお話ではない

抽象的な器に
現実という横串を入れてみる

存在する形があっても
納得する必然性が
少しずつ希薄になっているのだ

曖昧に変形されていたものが
いつ確信に変わるのか

それからだ
ぼんやりと雲の行き先を
考えているのは

 

 投稿者:くれ  投稿日:2012年 7月 4日(水)18時28分3秒
返信・引用
 


昨日は他人だと
笑いながら通り過ぎていくものがある

ここから先は入れないからと
身構える姿は滑稽だ

少し緊張しても
鍵という他人もまた大きな他人で
挨拶すら忘れている

一日のはざ間には
門という区切りがあって
これは義理堅い

開け閉めは自由なのだが
生まれ育った家柄に似て
門構えという重厚さには辟易する

昨日は他人だと
笑っては見たが
少し前の時間すら全くの他人

門という線引き
他人が増えるだけで
面白みは全くない

 

悪い癖

 投稿者:くれ  投稿日:2012年 7月 4日(水)18時25分51秒
返信・引用
  悪い癖


悪い癖だと叱られた
食べてすぐ横になると牛になると言われたが
病人は食べてすぐ横になっても
牛にはならなかった
子ども心に不思議に思った

病人は注射を打っているから
牛にはならない
長い点滴管をじっと見つめながら
妙に納得して羨ましく思った

病院食は美味そうに見えたが不味かった
それでもお見舞いのお菓子が一杯あったから
お見舞いが大好きになった

お見舞いに行くたびに
入院してみたいと思った
白いシーツとベッドは憧れの寝室だった

宿題もなく
叱られることもなく
看護婦さんは優しそうだった
スイッチを押すと直ぐに来てくれた

青白い顔をしていた叔父さんは
それからしばらくして死んだ
死んだことは知らされていなかったから
泣きながらお見舞いをせがんだ

あれから私は大人になって
何度も入院した
死の間際まで駆け上って行ってまわりを驚かせた
これも悪い癖だと叱られた
親戚を集めるのに大変なんだからと
すごい剣幕で叱られた

牛にはならなかったが
ごろりと横になることが多すぎて
牛のように動作がのろまになった
悪い癖だと叱られているが
死ぬまで治らない癖になってしまった

 

お粗末

 投稿者:くれ  投稿日:2012年 7月 4日(水)18時24分15秒
返信・引用
  お粗末


昨日死んだ人が今日歩いている
思考とはお粗末なもので
時間の行く末までは見極めることはできない

今日の出来事が
明日に繋がることなどは数えるほどなのだが
賑やかな五感の類は
飾れば飾るほどお粗末に見える

笑って別れても
苛立ちを心の四隅に植えつけるものがあれば
後悔の先で立ち話もできない

昨日死んだ人が今日歩いている
お粗末な出来事でと喪主が大慌てで謝っている
何とも滑稽な話なのだが

不都合なことばかりが起きるが
これが現実というもの
そぐわないものがあったとしても
許容し合える年齢を持ち寄ればいい

思いつめてみても
刻み行くものがゆっくりと流れていくだけだ
自慰という慰めはあるのだが

 

 投稿者:くれ  投稿日:2012年 7月 4日(水)18時22分22秒
返信・引用
 

指輪から産まれた棘が
傷になる前に
心根から小さな棘を数本抜いた
一つの形が崩れると
棘の姿が真新しい傷に変わるから
小さな秘密を隠すように
指輪を口元に持ってくる
集積された棘から
生まれる新しい痛みは
目に見えないように
括弧で括らなければならない
指輪の苦味は涙の色だ
だから指輪から生まれた棘が
傷になる前に
棘は全て抜かなければならない
 

島々の歌

 投稿者:くれ  投稿日:2012年 7月 4日(水)17時55分32秒
返信・引用
  島々の歌

白い一枚の画用紙に身を横たえている
光が交錯する辺りでは
子供達の声が歓声に飲み込まれていく
砂浜は熱く波頭は穏やかだ
天と地が入れ替わったように雲の流れが間近にある

島歌よ
歌の節に風を載せて、どこまで飛んでいくのか
島々にはそれぞれの歌があり、喜びも悲しみも歌で表してきた
楽器の三線や笛などは画用紙からあふれ出ている
自然の豊かさを表現するものは
この画用紙一枚の素朴な白さだ

島々よ
歌い継がれてきたものには
背丈ほどの涼しさがあり
白い画用紙一枚の広さがあれば十分だ
両の手に乗る軽さになれるなら
小鳥のようにどこにでも飛んでいけるから
島々を歌いまわってみたい

 

 投稿者:くれ  投稿日:2012年 7月 4日(水)06時34分23秒
返信・引用
 

耳の中で
蝉が鳴いている
小さな驚きを置き換えてみても
笑えない
青空の下には
麦藁帽子を被った少年がいる
破れた網目から
思い出を飛ばしている
夏の日の
耳の中の小風景
長閑でなくてはならないのだが
切って捨てたい程の苛立ち
この頃は
夏でもないのに蝉が鳴いている

 

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