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最近みた三本
投稿者:
つじ
投稿日:2006年 7月10日(月)12時06分9秒
お久しぶりです。最近見た三本です。
長くまとまったものは書けませんし、マークさんのように見た感想ではないので、
タイミング的に外してる気がしますが、どこかに書かないとすぐに
忘れてしまうので、書き込みます。
『キングス&クイーン』
見たことのない映画。
真剣に考えて来た、映画のスタイルや、構成、撮影、音楽、
群像劇ということ。もちろん、役者たち。それを、自分に実現不可能な形で、
思い描いていたイメージ通りに先に作った人がいたような作品でした。
三脚を使っていないような撮り方(後半はかなり使っていますが)や、
シーンが変わるとまるでトーンが違ったり、合ってるんだか合ってないん
だか判らないBGM。アルトマンにちっとも似ていないのに、
アルトマンばりの群像劇(20年前までの)が成立していたり、
カサヴェテスにまるで似ていないのに、感情のテンションが突然高くなり、
プロットが進行するという意味では、カサヴェテス以降の映画であるプロット。
トリュフォーに感じるような人生が映っている作品でした。
今、頭で思い描いているように映画が完成したら、それは、
一体、どんな作品になるのだろう……と、夢想して来た通りの作品を
先に撮られてしまいました。カメラは、大好きな『モーター・サイクル・
ダイヤリーズ』のカメラマンでした。
発見は、ああいう撮り方をすると、回想を入れても、「アリ」になって
しまうこと。これは、良いことを識りました。
個人的に、理想の映画です。(お金の回収という要素を除いて)
これを見たおかげで、イメージの輪郭がはっきりし、方向性を
もう少し修正(ズラす)しようという気になりました。
(↑今準備している作品についても言えますが、もっと先の構想に関してです)
『夜よ、こんにちは』
これも見たことのない映画でした。
この物語のコンセプトは発想できるとしても、完成した作品の手触りは、
どこまでも特殊で、作る前に、先に「こういう作品」とイメージしながら
撮れたのでしょうか。
仮に先に作品のイメージがあったんだとしたら、どこからこんな
イメージを発想できたのか。
見たことのない新しい映画を見ると興奮するし、作った人達に
畏敬の念を感じますが、そんな作品でした。
『太陽に恋して』
大好きな大好きな映画です。青春群像劇。
最初と最後で登場人物のキャラが変わってるのも、私は平気。
むしろ、積極的にそういう映画が好き。(笑)
たくさん笑ったし、気持ちが良いもので満たされました。
>マークさん。 一時、私もノートPCで半年くらいかけて一つの映画
見ることありましたよ。そういえば、映画館でも見ていた『バッドムービー』
完璧版は、二年(以上)がかりで、この前見終わりました、、、。(^ ^;)
もう、どうにでもして!
投稿者:
マーク・レスター
投稿日:2006年 7月 8日(土)01時33分42秒
サイトアップOKです。
僕的には、できれば、書きっぱなしのままでは、いたくないのですが、
「完成レビュー」としてもっと洗練させた文章を作り上げたいのはヤマヤマなのですが、
いつになることやら、ですので......。
でもまー、映画は一気に見るもので、このようにコマ切れに観るのは邪道なのですが、
その日、その日に観た断片を頼りに、映画全体の構造を想像したり、困惑したり、荒削りな文章ではありますが、その妙な同時性がおもしろいかなとも思っております。
本来なら、2〜3時間ほどの一瞬で終結するはずの作品を、2〜5日ものスパンで敢えてコマ切れで語る。それはまるで、小説を読むように映画を読んでゆく行為なのでしょうね。
不連続性の中で映画を読んでゆく同時性を孕む、 そんな「車内鑑賞レビュー」と
映画の全貌を俯瞰した後、客観的に論旨を組み立てて、反芻していく「完成レビュー」の
違いを比較できるようであれば、おもしろいなとも思います。
妄想が広がり、その大洋の中から、語るべき1本の細い線を手繰り寄せていく“ドキュメンタリー性”と、一方、その線ををいかに太く、剛性を与え、輝かせて、ソリッドな、揺ぎ無い存在に仕立てあげるかの“演出力”の競演ができればおもしろいですね。一人の人間のレビューでありながら、全く違うレビュー並列できればね。
マークさん
投稿者:
オイカワ
投稿日:2006年 7月 7日(金)19時39分19秒
久々の投稿、うれしいっす。
車中鑑賞日記! これはアイデアですねえ。
サイトにアップしてもOK?
どういうふうにアップするか今考え中。
ファンキーさん
投稿者:
オイカワ
投稿日:2006年 7月 7日(金)19時36分40秒
いやどうもどうも。
レス遅れ(とかのレベルじゃないっすけど)ごめんなさい。
坂本龍一のブログは見ましたよ。
今じゃトピックはPSE法じゃなくて原発に変わっちゃってますが。
これからもどんどん書き込んで下さい。
車中鑑賞日記 殺しの烙印
投稿者:
マーク・レスター
投稿日:2006年 7月 5日(水)23時45分1秒
迷惑を顧みず、第2作目です。
6月30日(土)
時間の省略など、大胆な手法で、普通っぽくしないのが鈴木清順流というところかな。今後このニュアンスが全体にどのように影響を及ぼすかが興味のあるところだ、なぜなら、この映画が原因で鈴木清順は永らく監督業から干されることになるんだよね。
確かにひねっていて楽しい。
でも物語を語ることをスキップしてしまっているように思えた。感覚的にこんな表現方法は興味深いことはもちろんだが、映画を貫くストーリーはしっかりと伝えてほしいなと、ちょっと警告を発してしまいました。
宍戸錠は案外渋くて、主役でも持ちこたえられそうだな。
鈴木の世界を宍戸がどのように振舞うか明日以降注目したい。
7月4日(月)
いやー、こまったな、殺し屋のハードボイルドなお話しを、こだわりの語り口で見せてくれる映画かな? なんて勝手に考えておりました。真理アンヌが登場してきたあたりから、ATGの観念映画っぽくなってまいりまして、ちょっと置いてけぼりを食らっておりましたところ、いきなりの上映施設に舞台が移っての展開。スクリーンに真理アンヌのお顔が映し出され、それに突進していく宍戸錠。おっと!2作連続(前作は「ムーラン・ルージュ」)の 【「現実」と「虚構」の融合】に涙を流してしまうのか?! と思った瞬間に、降車駅に滑り込んだのでした。希望を明日に託して本日の車内鑑賞は終了、ハードボイルドからATGへ、そして明日はどうなるのでしょうか? 楽しみであり、ちょっと怖い。
7月6日(水)
「これがNo.1のやり口だ。敵をじらし、疲れさせ、殺す。」
これがこの映画のやり口だったんだー!!
これは殺し屋のランキング抗争の映画だったのだ。宍戸は殺し屋ランキングNo.3の男。この男を利用してランキングNo.1が目障りなNo.4とNo.2を消し、最後はNo.3である宍戸の命を狙う というお話であった。
No.1は彼の「変なコダワリ」のヤリ口にのっとって、宍戸とプチ同棲?までをして「敵をじらし、疲れさせ、殺す。」ことを実行しようとするのだ。
そんなこの映画のキーワードは「変なコダワリ」。それを特徴づけるシーンが埠頭での決闘シーンだ。宍戸が自動車の下に潜り込み、ウィンチを車の先頭に取り付ける、ロープは進行方向にいる敵に向かって伸びて、途中に滑車をかまして、また自動車に向かってUターン。先端のロープを宍戸が力一杯引っ張ると
な、なんと、滑車・ロープ・ウィンチの作用で、自動車が敵に向かって前進して行くではないか! 宍戸はロープを引っ張りながら、ホフク前進をする、自動車の下に隠れているので、敵からの銃弾を避けながら、ライフルを撃ちながら、確実に敵に接近していくのだ。何という映画的興奮!!。
この映画は「変なコダワリで形成されたムダ」が一杯に散りばめられている特権的な映画であると結論づけたい。いや、この映画自体が「変なコダワリで形成されたムダ」そのものではないかと、そんな稀有な存在ではないかと思えてくる。この「ムダ」を快く楽しめるか否かが、鈴木清順を解雇するか否かのボーダーラインだったのだろう。当時の日活上層部の判断は、歴史が雄弁に語っている。
僕なら、ドキドキしながらも続投を許していたかな。いや、そんな勇気は無かったろうな、きっと........。
車中鑑賞日記 ムーラン・ルージュ
投稿者:
マーク・レスター
投稿日:2006年 7月 2日(日)04時24分39秒
お久ぶりです。また、投稿させていただきます。
最近、ポータブルDVDを使って通勤電車内において、映画鑑賞を楽しんでいるのです。
勤め先が神田に移った9月後半から、もう45本も、つまらない通勤時間に映画を観る
ことができております。邪道であることは十分に承知しておりますが、観ないより観た方が
楽しいので、結構、割りきってやってます。
でも、続けざまに観ると、映画を考察する作業ができずに、悩んでおりましたところ、
mixiの日記の欄に 車中鑑賞記 として乗せることを思いつきました。
日々の直感的な感想をメモし、最後にまとめて感想文の下地にしようと思ったわけです。
まーその第一段として、作文の下地的なものではあるのですが、「ムーラン・ルージュ」を
モメリましたので、投稿させていただきます。これがいつしか発展して、ちゃんとした作文になれば良いと思っております。
ポータブルDVDプレイヤーによる
車内鑑賞レビュー
ムーラン・ルージュ
6月28日(水)
1900年のパリという時代設定を活かす、2次元的で漫画的な表現を入れ込みながら、バタバタとエンンタテインメントの世界を描いていた前半は、ユアン・マクレガーが少年のような“はしゃぎっぷり”で非常にフィットしていた。しかし一方のニコール・キッドマンは正直言ってそのキャラクターからか、ちょっとした乖離感が否めなかった。ところが「悲恋」、「死」という要因が強くなった後半から、あんなに前半は光っていたユアン・マクレガーの、度量不足・貫禄不足が徐々に露呈し、陳腐な存在に見えてきてしまった。しかし、一方のニコール・キッドマンは反対に水を得た魚のように、ペシミズムを華麗に身に纏い、大立ち回りを演じてくれるのだ。今作はその中盤において、主役の攻守交替が劇的に成されてしまったようだ。今後この悲劇的要素が強くなっていく終盤で、ユアンがどんな挽回策を講じてくるのかが非常に楽しみだ。しかし、このままずるずるとニコールに惨敗か?との危惧を感じてしまうのだが……。
6月29日(木)
昨日はユアン・アクレガーの身の置き場の行方を心配しておりましたが、作品を全て観終った今は、そんなことなど、もうどうでもよくなってしまったのだ。なぜなら、この映画の終盤は僕の大好きな【「現実」と「虚構」の交錯】が華々しく展開されて、客観的に映画を俯瞰することなど、到底できなくなってしまったからだ。
無理やりに変更させられた劇(愛)の結末。
その劇場に、排除されていたユアンが進入。舞台で演じるニコール・キッドマンに接触。そこから展開する現実の彼らの想いと劇中劇の恋模様。その二つの恋愛がパラレルに、同一人物で同一場所でグイグイと進んでゆく。しかもふと気づくとパラレルに進行しているとばかり思っていた2つの感情の発露が、いつの間にか一つの太い線に紡ぎ上げられていたのだ。 あー、やられた!【「現実」と「虚構」の融合】に「夢見るようにねむりたい」や「陽炎座」「田園に死す」のごとく、その映画的構造に簡単にも感動させられてしまったのでありました。
総論 7点。
映画的興奮は図らずも得られた。
映像効果もよく配慮されていた。
しかし、前半と後半のトーンのアンバランスは乗れなかった。しかもあんな結末。ご都合主義のお涙頂戴ものになりかねなかったのでマイナス星2つでした。
『クロス・ザ・レンズ〜福島拓哉特集』公開!
投稿者:
P-kraft
投稿日:2006年 7月 1日(土)17時39分56秒
こんにちは、P-kraftです。
映画の告知をさせてください。
『クロス・ザ・レンズ〜福島拓哉特集』
浅野忠信主演の長編ドキュメンタリー『クロス・ザ・レンズ』と、古典落語を原作とした短編『the point(2,8,16)』を軸に、監督・福島拓哉に焦点を絞った特集上映が行われ ます。ぜひご来場ください。
『クロス・ザ・レンズ〜福島拓哉特集』
7/1(土)〜7/7(金)ポレポレ東中野にて連日21時よりレイトショー
詳細はこちらをごらんください。
公式サイト
http://www.p-kraft.com/modules/news/article.php?storyid=16
(無題)
投稿者:
ファンキー・シバノ
投稿日:2006年 5月26日(金)18時06分55秒
オイカワ部長!
ごぶさたしております。
あんまり社会運動には興味ないのですが、
これはちょっと気になりました。
坂本龍一が頑張ってます。
皆さんもヒマでしたら見てみて下さい。
http://blog.sitesakamoto.com/
アップル・ミュージック・ストアでも、
反対運動の曲が無料でダウンロードできるようです。
(無題)
投稿者:
たけし
投稿日:2006年 5月14日(日)00時58分21秒
最新映画情報が満載のCinemaStyle!!入手困難なレアもの満載ダヨ。
http://smaf.jp/150577709
re:上を向いて歩こう
投稿者:
オイカワ
投稿日:2006年 5月12日(金)20時46分52秒
以前ぼくが成瀬の「乱れ雲」の脚本(山田信夫)のクサしたとき、つじさんがこの映画についてちょっとだけ触れていたので、それで記憶に残ってた。
で、その後しばらくマークしてたら、もう1年以上前だと思うけどBSで放映したんですよね。
つじさんに言われなかったらたぶん見なかったと思う。感謝してますよ、こんな素晴らしい映画を見るきっかけくれて。
山田信夫の脚本は、言いたいことを結構直截に出してたりしますよね。だけど、舛田利雄の演出だとそれが全く気にならなかった。それどころか、そういう点すら心地よかった。
結局は、演出とのマッチングの問題かもしれませんね。
以上は、新着順91番目から100番目までの記事です。
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