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  1. 足あと帳(16)
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塔3月号

 投稿者:飯田 宗  投稿日:2016年 3月19日(土)04時28分31秒
 

十月二十日市バスは冷房効かせをり

日暮れの早きに秋だと気づく




薄の穂群れてゆれゐる宇治川の

数羽の鴨に夕陽ためらふ




対岸に生まれし霧は湖の

風に運ばれ比良の雲となる




汝が肩にふはりもみじ葉乗りたるを

ともに笑ひし去年の秋は




失ひし恋うづめけり落陽の

真つ赤な紅葉(もみじ)散りゆく寺に




燃えつきし紅葉(もみじ)は川を流れゆく

きみを知りたる貴船の里の





選者:花山多佳子


 

短歌研究3月号

 投稿者:飯田 宗  投稿日:2016年 3月19日(土)04時18分2秒
 

ぼくの詩を初めて読みしテーブルに

向かひて探る少女の原石






選者:永田和宏

 

塔2月号

 投稿者:飯田 宗  投稿日:2016年 3月19日(土)03時33分51秒
 

先生にHは薄しと叱られぬ

我の好みし鉛筆なるを




瞬く間に鉛筆削る電動式

されどナイフの醍醐味はあらず




浮かぶたびスマホに歌を書くものの

仕上げはやはり鉛筆に如かず




鉛筆の芯の端まである謂ひは

いまだに解せぬこととしてあり





選者:山下 洋



 

短歌研究2月号

 投稿者:飯田 宗  投稿日:2016年 3月19日(土)03時26分0秒
編集済
 


朽ちかけし父の文箱の底にあり

たどたどしき手の少女の恋文





選者:永田和宏



 

塔1月号

 投稿者:飯田 宗  投稿日:2016年 3月19日(土)03時22分5秒
 

味のなき病院食を子のためと

食(は)むる娘に母の顔見ゆ




早産を防ぐ点滴一ヶ月

やせ細りたる娘(こ)のふくらはぎ




長引ける入院に娘(こ)はめずらしく

我が歌批評す「おもしろいんちゃう」




夕べの顔に秋の風吹きて着布団に

包(くる)まるる娘(こ)の黒髪ながし




紅葉(もみぢ)月二十日と八日スーパームーンの夜

娘はいよよ産気づきたり





選者:前田康子



 

短歌研究1月号

 投稿者:飯田 宗  投稿日:2016年 3月19日(土)03時11分2秒
編集済
 


草に寝てひつじ雲ながめあくびする

今宮さんから餅焼く匂ひ





選者:永田和宏








 

短歌研究12月号 年刊歌集

 投稿者:飯田 宗  投稿日:2016年 3月19日(土)03時06分39秒
編集済
 

冬と春のあはひの雨を聴きてをり

同じ言葉を書きては消しつ




オリオンの西に傾き春まぢか

勇者は花を待たず去りゆく




石鹸のかけら新品とくつつきたり

湯気の向かうに宵の明星





選者:短歌研究誌編集部



 

短歌研究11月号

 投稿者:飯田 宗  投稿日:2015年10月27日(火)01時56分6秒
 
買い物を頼まれメモを持ちたるに

玉子忘れて妻に叱らる




選者:佐佐木幸綱



 

塔10月号

 投稿者:飯田 宗  投稿日:2015年10月27日(火)01時50分57秒
 
昼食は「函館市場」の回転寿司

たまにはいいよね人間ドッグの日




動きしは向かひの電車かこの電車か

十分停車の居眠り覚めて




男とは大人のなりした少年か

寡黙なおつちやん枇杷の実くれたり




国破れ日本語しだいに滅びゆく

娘(こ)はひなげしをポピーと言ひたり




午後五時に洗濯物を取り入れたり

きみのはぼくの五倍はありき




波高き東シナ海を見つめゐる

鳩の視線はうたて震へをり




選者:池本一郎



 

短歌研究10月号

 投稿者:飯田 宗  投稿日:2015年10月27日(火)01時42分42秒
 
松の木に捕りそこねたる油蝉

しょんべん放ちて姿くらます




選者:佐佐木幸綱



 

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